良いねむりを得るコツ
夜のブルーライトにご用心~PCメガネのおすすめ~


夜、遅くまでテレビを見たり、パソコンやスマートフォンでネットサーフィンをして目が冴えて眠れなくなる。なんて経験は誰もがあるもの。これは電子機器の画面が放つ光、「ブルーライト」の影響によるものです。しかし現代社会では、パソコンやスマートフォンはすでに生活の一部。なのでどうしてもブルーライトと付き合わなければなりません。そんな方はぜひPC用メガネを利用して目をブルーライトから守りましょう。

 

ブルーライトイメージ3

 

ブルーライトとは

 

ブルーライトは人間が感知できる光の波長のなかでもっともエネルギーが強いのが特徴で、波長が380~495nm(ナノメートル)の青色光のことを言います。

ヒトの目で見ることのできる光(可視光線)の中でも、波長は最も短く強いエネルギーを持っています。そのため角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達してしまいます。パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイやLED照明にはブルーライトが多く含まれています。

 

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ハーバード大学での研究でも影響が明らかに

 

米ハーバード大学医学大学院の研究によれば、あまりまぶしいと感じない電子書籍の光でも、体内時計を狂わせる作用があるそうです。
またハーバード大学ブリガム アンド ウィメンズ病院のアンネマリー チャン氏は「就寝時にスマートフォンなどの画面のブルーライトを長時間見ていると、メラトニンの分泌が低下し、睡眠の質が低下することが分かりました。その影響は8時間後の起床時にも続きました」と話し
「スマートフォンなどを就寝前に使うことが多いという人は注意が必要です。そうした電子機器はジャンクフードにたとえられます。つまり、たまに利用するのは良いのですが、毎日となると悪影響が出てくるおそれがあるということです」と注意を促しています。

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1時間作業をしたら15分間、目の休憩させよう

 

パソコンやスマートフォンの画面など、デジタルディスプレイから発せられるブルーライトは眼や身体に大きな負担をかけると言われています。厚生労働省のガイドラインでも「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。

人間の体は、朝の光を浴びてからおよそ14~16時間後、つまり夜になって暗くなると「メラトニン」というホルモンが分泌されます。これによってはじめて眠気が訪れます。しかし夜に光を浴びると、メラトニンの分泌量は抑制されてしまいます。すると眠気は訪れず、なかなか寝付けなくなり「朝もスッキリ起きられない」という悪循環に陥ってしまいます。

 

記事2 (1)

ブルーライトについて解説した新聞記事(日本経済新聞)

 

PC用メガネを使おう

 

仕事などでどうしても、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見なければいけない人は、ブルーライトをカットする機能のついた「PC用メガネ」をかけるなどの工夫をしましょう。

逆に朝や日中は光を受けることでしっかり体を目覚めさせることが大切。朝にしっかり目覚めれば、夜には自然な眠気を得る事ができます。

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