活動報告

日本睡眠学会第47回定期学術集会にて口演発表


エムール睡眠・生活研究所(株式会社エムール)は、日本睡眠学会第47回定期学術集会の一般演題で「女子中高生サッカー選手に対する寝具改善と睡眠教育プログラムが睡眠の質に与える影響」に関する研究について、口演発表いたしました。昨年の第46回定期学術集会に引き続き、口演発表は2年連続の取り組みとなります。

日本睡眠学会第47回定期学術集会

テーマ:健康寿命の延伸に不可欠な睡眠学~学際の集合体~

会期:2022年6月30日(木)・7月1日(金)

研究の背景

睡眠の質は日中のパフォーマンスに影響を与え、アスリートなど高水準の身体パフォーマンスを求められる職種で重要視されております。また一方で青年期の睡眠問題が先進国を中心に問題視されており、睡眠教育の有効性については多く議論されてきました。

しかし教育による習慣改善は、「自身で実践ができるかどうか」「継続できないと効果を実感できない」など、効果を実感するまでに比較的時間がかかると考えられます。

そこで、睡眠教育に即効性のある環境要因と合わせることで効果を早期に実感し、一層の教育効果も出るのではないかと考え、今回の調査に臨みました。

調査概要

10代の日テレ・東京ヴェルディメニーナの女子選手31名を調査対象とし、睡眠の基礎知識の教育と寝具改善を行い、その前後で睡眠環境や普段の生活等について4段階評価で記入する調査票と30日間睡眠日誌の記録を行いました。睡眠日誌は30日の平均値を分析に用いました。

※本研究はすべての被験者に承諾を得て、倫理的な配慮を行い実施しました。


結果概要

寝具満足度と生活満足度において5%水準で有意に改善され、目覚めや寝つきに改善傾向が見られました。睡眠中の外部刺激を避けるため、一人で眠るようになった被験者が多い傾向でした。生活時刻については起床・朝食時刻が有意に早まりました。


睡眠時間の減少も見られ、本プログラムの後半に学校の試験期間が含まれたことが寄与したと思われますが、睡眠時間の減少にも関わらず主観的な満足度や気分については好転の傾向が見られました。

適正量を下回る睡眠量は睡眠の質も下げてしまいますが、今回の場合、睡眠時間が減少しても適正域から外れた被験者が少なかったためと考えられます。

今後の期待

本調査により、睡眠教育と寝具の改善によって、生活リズムと睡眠の質の向上が図れることが判明しました。

睡眠教育に加え、適切な寝具を使用することにより、学業との両立が必要な若いアスリートにおいても少ない負担で睡眠改善が可能であると推察できます。これはエムール睡眠・生活研究所が提唱している睡眠セルフマネジメントの具体的な実践事例の一つです。

私たちエムール睡眠・生活研究所は、今後も「眠りで世界の人を元気にする」というビジョン実現につながる睡眠研究を継続的に実施してまいります。また、多くのパートナーの皆様との共同研究を通して、暮らしに取り入れることができるソリューションの開発や、睡眠に関する正しい知識啓発に努めて参ります。

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