新年度がはじまり、
はじめて会う人たちと仕事をするようになった方も
多くいらっしゃるのではありませんか?
4月は、ふだんより精神的ストレスを受けやすい時期です。
わたしの息子は、小学校1年生。
はじめての学校、はじめての友達、はじめての先生….。
毎日、新しいことばかりが続きます。
先日開催された保護者会で、担任の先生からこんな話しが
「午後になると、机に突っ伏して、眠いようというお子さんもいます」
「ぜひ、大人の皆さんが、お子さんのリムズを守ってあげてください」
「早寝早起きを心がけてください。朝、元気なお子さんは心配いりません」
睡眠や生活リズムを確立するという教育は、 小学校でしっかりなされるのだと、再認識しました。
一方で、「早寝早起き」だけでなく、
「ふだんよりも長く眠らせてあげよう!」と話してほしかったなあ……と。
夜更かしのこどもに、早起きをさせようと思うと、まず睡眠不足になってしまいます。
それは、この時期、とくに避けたいのです。
実は、いつも以上に様々な新しい体験をしたり、ストレスがかかったりすると、 「レム睡眠」が増えることが知られています。
レム睡眠の間、脳は、昼間に取り込んだたくさんの情報の処理を行い、翌日のためにメンテナンスをしています。
そして、このレム睡眠は、睡眠後半から多く出てくる性質のもので、長く眠らないと十分とることができないのです。
ふだんと同じ時間眠っていても、足らないことがあるということを覚えておきましょう。
新しい体験や環境に触れる機会が多くなるこの時期は、ふだんより、たくさん睡眠時間が必要になります。
これは、こどもだけではありません。
大人でも同じです。
しっかりレム睡眠をとることで、脳がよい状態を保つことができます。
脳の状態が良ければ、記憶や学習能力も存分に発揮できますし、ストレスに対処できる力も備わります。
ちょっと、ストレスを感じるなと思ったら、まずは、少し長めに眠ってみることをおすすめします。