第7回
新年度、新学期のストレス対策
〜いつもよりたくさん眠って、ストレスを解消しよう~


新年度がはじまり、

はじめて会う人たちと仕事をするようになった方も

多くいらっしゃるのではありませんか?

4月は、ふだんより精神的ストレスを受けやすい時期です。

わたしの息子は、小学校1年生。

はじめての学校、はじめての友達、はじめての先生….。

毎日、新しいことばかりが続きます。

先日開催された保護者会で、担任の先生からこんな話しが

 

「午後になると、机に突っ伏して、眠いようというお子さんもいます」

 

「ぜひ、大人の皆さんが、お子さんのリムズを守ってあげてください」

 

「早寝早起きを心がけてください。朝、元気なお子さんは心配いりません」

 

睡眠や生活リズムを確立するという教育は、 小学校でしっかりなされるのだと、再認識しました。

一方で、「早寝早起き」だけでなく、

「ふだんよりも長く眠らせてあげよう!」と話してほしかったなあ……と。

夜更かしのこどもに、早起きをさせようと思うと、まず睡眠不足になってしまいます。

それは、この時期、とくに避けたいのです。

  実は、いつも以上に様々な新しい体験をしたり、ストレスがかかったりすると、 「レム睡眠」が増えることが知られています。

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レム睡眠の間、脳は、昼間に取り込んだたくさんの情報の処理を行い翌日のためにメンテナンスをしています。

そして、このレム睡眠は、睡眠後半から多く出てくる性質のもので、長く眠らないと十分とることができないのです。

ふだんと同じ時間眠っていても、足らないことがあるということを覚えておきましょう。

新しい体験や環境に触れる機会が多くなるこの時期は、ふだんより、たくさん睡眠時間が必要になります。

これは、こどもだけではありません。

大人でも同じです。

しっかりレム睡眠をとることで、脳がよい状態を保つことができます。

脳の状態が良ければ、記憶や学習能力も存分に発揮できますし、ストレスに対処できる力も備わります。

ちょっと、ストレスを感じるなと思ったら、まずは、少し長めに眠ってみることをおすすめします。