みなさんは朝ご飯、しっかり食べていますか?
ある調査によれば「朝食をあまり食べない」という人の30%以上が睡眠の質が「非常に悪い」あるいは「悪い」と答えています。
また朝食を「ほぼ毎日食べる」と答えた人も「主食だけの場合、主菜(卵や肉などのたんぱく質)と副菜(野菜などのビタミン)とを併せて取る人よりも睡眠の質が悪い傾向にある」という結果が出ています。
いったいどうしてでしょうか。
私たちの体には2種類の体内時計があります。
1つは「主時計」と呼ばれる体内時計。
もう1つは腹時計、一般には末梢時計と呼びます。
「主時計」は身体のリズムを作る司令塔となる時計で、光によって調節されます。毎朝、朝日を浴びることで一日のはじまりを正しく認識し体内時間を調整します。
「末梢時計」は身体の各組織が持つ時計で、主時計からの指示は受けつつも、食事による刺激で独自に調節されます。そのため末梢時計は食事のリズムに左右されながら独自に一日のリズムを作り出します。
「光」と「食」という2種類の刺激が同じリズムを刻まなければ「主時計」と「末梢時計」という2つの体内時計は異なるリズムを刻んでしまいます。
2つの体内時計が狂ってしまうと体の調子は狂い睡眠リズムを作ることができなくなる。結果、睡眠の質の低下に繋がるのです。
朝ごはんよりも少しでも長く寝ていたい気持ちもわかりますが逆効果です。朝すっきり目覚めるためには質の高い睡眠が絶対条件です。早起きをして朝ごはんをしっかり食べて、快眠を手に入れましょう!