青斑核


青斑核(せいはんかく)は脳幹にある神経核である。ノルアドレナリン作動性ニューロンを多数含む神経核として有名。 モノアミン含有ニューロンの分類では、A6細胞群とも呼ばれる。ストレスとパニックに対する生理学的反応に関与している。18世紀にFélix Vicq-d’Azyrが発見した。
青斑核は脳内ノルアドレナリン生合成の基点である。青斑核とノルアドレナリンに影響を受ける部位はまとめてlocus coeruleus-noradrenalin systemまたはLC-NA systemと呼ばれる。またノルアドレナリンは副腎髄質から血中に直接分泌される。
その名前はラテン語の”coeruleus”と”locus”に由来する。これは”青い点”を意味し、青く染まらない脳組織の中の青く見える部分に由来している。その色はノルアドレナリン神経細胞体内のメラニンによる。

引用:フリー百科事典 ウィキペディア日本語版