記憶障害


記憶障害(きおくしょうがい)とは、記憶を思い出すことができない、また、新たなことを覚えることができないなどという、記憶に関する障害の総称である。 一時的に思い出すことができない記憶は短期記憶障害、長期間思い出すことができない記憶は長期記憶障害と、二通りに分けられる。
記憶とは、「記銘」、「保持」、「想起」の3段階から成り立つとされており、「記銘」機能により覚え込み、「保持」機能で維持し、「想起」機能によって思い出す。
短期記憶障害には、一般的にも知られている記憶喪失が挙げられる。そして、長期記憶障害には、認知症のような社会的にも問題視されている病気が挙げられる。
記憶の障害は、大きく分けると記銘障害と、想起障害とに分けられる。先にあげた分類だと、記憶喪失は記銘障害、認知症は追想障害に区分される。
何らかの原因で、脳が損傷した場合に引き起こされることが多い。例えば、交通事故による外傷性の場合や脳梗塞のような内因性による場合、高次脳機能障害による場合もある。また、うつ病や統合失調症などの心因性である場合もある。

引用:フリー百科事典 ウィキペディア日本語版