過眠症


過眠症(かみんしょう、hypersomnia)とは、睡眠が異常に多くなる疾患(睡眠障害)である。アメリカのNational Institute of Neurological Disorders and Stroke(NINDS)のWebサイトによると、 以下のように記述されている。過眠症は日中の過度の眠気、または長時間の夜間睡眠が繰り返されることによって特徴付けられる。夜間に眠れなくて疲れてしまうのと異なり、過眠症の患者は日中の眠るべきではない場面、仕事中、食事中、会話中などに何度もの居眠りを強いられる。これらの日中の居眠りは通常、症状を和らげない。患者はしばしば長時間の睡眠から起きるのがつらく、ぼんやりしてしまうこともある。他の症状としては、不安、いらだち、活力の欠乏、落ち着かない気分、思考の遅延、発声の遅延、食欲減退、幻覚、そして記憶障害などがある。患者によっては、家庭や社会、仕事などにおいての能力が欠落する。典型的には、過眠症は青年期または若い成人の段階で発見される。

引用:フリー百科事典 ウィキペディア日本語版