睡眠セルフマネジメントの推進
睡眠は自分自身のためのもの
日本は、OECD加盟国の中で最も睡眠時間が短く、睡眠に対する課題や不満を抱えている割合の多い国として有名です。睡眠は心身の健康に直結する脳の休息活動という側面を持っています。自身の人生を豊かにするためには、自身の睡眠をきちんと把握して課題があれば対処していくことが求められます。
生活に取り入れられる具体的な改善
睡眠に関する科学的アプローチは年々進み、一般の方々が睡眠に関する正しい知識に触れる機会も増えています。一方で前述のように睡眠課題が解消されない状況が続いている点は、生活に取り入れられる具体的な改善方法の研究開発が求められている証左ではないでしょうか。
睡眠セルフマネジメントとは
睡眠に関する科学的に正しい知識をもとに自身の睡眠を認知し、状況に応じた適切な対処を継続できる、また、ライフステージに合わせて調整できる能力が睡眠セルフマネジメントです。私たちは、対処方法として生活習慣と環境の両面からのアプローチを研究することで、睡眠セルフマネジメントが日常的に実行される社会を実現していきたいと考えております。
エムール睡眠・生活研究所 所長
神川 康子(主席研究員)
富山大学 名誉教授 博士(学術)。一般社団法人日本睡眠改善協議会理事。日本眠育協議会理事。富山県公安委員会委員。富山県社会福祉協議会理事。
元 富山大学理事・副学長。教育・学生支援機構機構長。2013年~2015年富山大学人間発達科学部部長、人間環境システム学科教授。
研究所概要
設立目的 | 続けられる具体的な睡眠改善をテーマに専門的な見地からのデータ収取と分析及びソリューション開発を目的として設立。広く社会に役立つ研究開発と知識啓発を行う |
所長 | 神川 康子 |
有資格者 | ・日本睡眠改善協議会 上級睡眠改善インストラクター 1名 ・日本睡眠改善協議会 睡眠改善インストラクター 6名 ・日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士上級 2名 ・日本睡眠教育機構認定 睡眠健康指導士 11名 (2022年8月現在) |
所在地 | 〒930-0004 富山県富山市桜橋通り1-18 北日本桜橋ビル7F |
連絡先 | 事務局:株式会社エムール 東京都立川市曙町1-25-12 オリンピック曙町ビル9F TEL:042-595-6251 MAIL:info@emoor.co.jp |
エムール睡眠・生活研究所の沿革
2013年 | 電気通信大学との産学連携事業(睡眠計測) 東京都連携イノベーション促進プログラム助成事業 アスリートの睡眠研究開始 |
2014年 | ねむりくらし研究所(現:睡眠・生活研究所)設立 |
2015年 | 睡眠センサー付き寝具の研究開発開始 |
2016年 | こども用枕と睡眠に関する研究 睡眠と寝具に関する複数の特許取得 |
2018年 | 睡眠モニタリングデバイスの提供開始 |
2019年 | 従業員の睡眠習慣に関する研究開始 眠りが測れるまくらの提供開始 睡眠生活習慣改善サポートアプリを無料配信 日本睡眠学会第44回定期学術集会で講演発表 |
2020年 | 睡眠セルフケアのための啓発サイトオープン |
2021年 | 日本睡眠学会第46回定期学術集会で講演発表 子どもの睡眠教育のためのすいみん・かるた開発 |
主な活動実績
アスリートと睡眠
2013年~現在まで、日本代表クラスの女子サッカーチームを対象に、睡眠実態調査と環境と習慣両面からの啓発活動を実施。日本睡眠学会第46回定期学術集会にて口演発表。
子どもの睡眠
小学生以下を対象とした寝具・睡眠実態調査と意欲や活動量との関連性について研究。日本睡眠学会第44回定期学術集会にて口演発表。
睡眠に適した寝室空間
2013年より、センサーを使った寝具と睡眠の関係性についての研究を開始し、現在では睡眠に最適な空間について実証研究を実施。