枕選びのポイント
数日前のこと。寝具の取材に来ていたライターさんから、こんな質問が。
「ストレートネックなんですが、わたしにも合う枕ってあるんでしょうか?」
ここのところ、よく聞く「ストレートネック」
実は、わたしも20代前半のころ、肩こりや、首の痛みがひどかったので、整形外科に通っていました。
その時にお医者様に言われたのが「ストレートネック」 首の湾曲が少なく、肩や腰にも負担がかかるということでした。
しばらく通って首の湾曲が少し戻り、肩こりが改善されてたという記憶だけ残っています。
さて、女性によくきかれる 「わたし、枕使ってないんです」「タオルを枕にしています」。
ストレートネックと診断された方は、頸椎弧(けいついこ)という首の後ろのカーブがほとんどなく、ほぼまっすぐ。そのため、高い枕や、後頭部に比べ首の部分が大きく膨らんだ形状の枕は合わないのです。
とはいえ、低いからタオルでよいわけでも、枕を使わなくてよいというわけでもありません。
枕の役割は、敷ふとんと体の間にできた隙間を埋めて、体をより負担の少ない自然な状態にして休んでいただくためのもの。いくらストレートネックでも、首から後頭部にかけて「まっすぐ」という方はいないのです。
となると、後頭部の丸みがしっかりと落ち着く工夫がされ、全体的に薄っぺらい枕を使う方がよいのです。 平らなところにボールを置くと不安定ですよね?
敷ふとんと頭の関係も一緒です。
きちんと安定させることが大切。
枕と頭が自然にぴったりとフィットし、バランス良く支えることができている状態、
「トータルコンタクト」が、枕を選ぶ重要なポイントです。
枕の理想の高さを専門アドバイザーに測定してもらい購入するのがベストです。
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<枕選びのチェックポイント>
後頭部だけ、突き上げられている感じがないか?
首の部分だけ、突き上げられている感じがないか?
寝返りがむりなくできるか?
横向きの時も肩に負担がないか?
支えがなくて不安なところがないか?
全体的に違和感がなく、リラックスできているか?
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枕がないと不安定なため、寝違えも起こしやすく、心臓より頭が下がってしまうので顔のむくみの原因になったり、不自然な姿勢で眠るために首ジワをつくってしまったりと、いいことがありません。
枕には寿命があります。
バランス良く頭にフィットしなくなったな
と感じたら、枕の買い替えの時期です。
枕がベストの状態だと目覚めた時の「睡眠感」や「疲労回復感」、
「体の違和感」が改善されます。
今晩、寝つく時にご自身の枕が「トータルコンタクト」になっているかどうか、ぜひ確かめてみてくだいね。