2018年ロシアワールドカップの夢 安英学(プロサッカー選手)


睡眠は身体のメンテナンスの柱――

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高橋 2014シーズンを終えて印象に残った試合を教えて頂けますか。

 

1試合1試合必死にプレーしてきましたのでどの試合も印象に残っています。でももし1試合だけあげるとすれば、Jリーグで10年ぶりにゴールを決めた7月26日のジュビロ磐田戦ですね。
韓国のKリーグでもゴールはありましたけど、日本ではアルビレックス新潟に在籍していた2004年シーズン以来でした。
僕自身はもちろん嬉しかったですけど、それ以上にまわりの人たちが喜んでくれた事が嬉しかったですね。メールもすごくたくさん届きました。
2010年ワールドカップ・南アフリカ大会に出場が決まった時と同じかそれ以上に、「おめでとう」とか「感動した」といった内容のメールが届きました。今年で現役13年目でしたけど、長く続けると良い事があるな、と改めて思いました。

高橋それは嬉しいですね。ではいまお話にあった、長く現役を続けられている理由はご自身ではどこにあると思いますか?

 

まずは食事。バランスよくいろいろな種類の食材を食べるようには心がけています。
好き嫌いはないので苦ではないですけど、少し大変なのは、たくさん食べる事ですかね。

高橋というと?

 

僕の場合、食べないと逆にやせてしまうタイプなので、逆に少し無理をしてでもたくさん食べるようにしています。そして食事と並んで大切なのは、休息、睡眠だと思います。
プロ選手になれば練習をたくさんするのは当たり前ですよね。それは誰もが取り組む事です。
ではどこで差が出るかと言えば日々の身体のメンテナンスです。なかでも睡眠は身体のメンテナンスの柱になります。
睡眠時間は、最低8時間はとるようにしています。
睡眠のリズムも、オフも含めて就寝は夜11時前後、起床は朝7時となるべく一定に保っています。

 

高橋それはすばらしいですね。これまでも何人かのプロスポーツ選手とお話する機会がありましたけど、若手選手の中には「朝早く起きる時もあれば、昼に起きる時もある」という選手も少なくありませんでした。

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安英学選手が代表の「ジュニスター・サッカースクール」「サッカーに限らず星のようにきらきらと光り輝くジュニア(子供たち)の夢と希望を育てていきたい」という願いを込めて誕生した。

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僕の場合、元々外出は好きなタイプではない事もありますけど、大好きなサッカーを1年でも長く続けたい。夜更かしをすると翌日の練習にもろに影響が出ますから。それに外に遊びに出かけるよりも自宅ではなるべく家族とゆっくり過ごして夜はしっかり眠るほうが好き。
無理をしてというわけではなくて自然とそういう生活をしていま
す。

30代後半から衰え始める睡眠力

 高橋睡眠に関して遠征先で気を配っている事はありますか? 

 

遠征に自分専用の枕やマットレスを持ってくる選手もいますが、僕自身はどこでも眠れるタイプなのでそこまでこだわりがないというか…(笑)。
いまここで「寝ろ」と言われたらたぶん眠れてしまうので、じつは寝具にはそこまでこだわりはありません。

むしろ睡眠リズムのほうが…….。睡眠リズムにはこだわりがあります(笑)

 

高橋規則正しい食事と睡眠。そしてどこでも眠れるハートの強さがあるから、安選手はプロとして長くキャリアを積んでこられたのかもしれませんね。ただ睡眠力というのは30代後半から衰え始めると言われています。僕は今年で40歳になりますけど、37、8歳くらいから睡眠力の衰えを感じるようになりました。

 

そうなんですか?

 

高橋眠りが浅くなったりだとか夜中に目が覚めてしまったりという事が増えました。今後は寝具にも少し気を配っていただけると嬉しいです。安選手は大勢の方から期待されている選手ですのでいまは問題なくても、1年でも長く現役を続けるためにぜひより快適な眠りをサポートしてくれる布団を使っていただけたら嬉しいです。

 

たしかに。どこでも眠れますけど、きちんとした場所で布団を敷いて寝たほうが身体は元気になりますよね。(笑)

 

高橋睡眠というのは寝ている間に体内組織を復元させる効果があります。
身体に無理のない姿勢をサポートしてくれる寝具を使っていただけると安選手が元々持っている回復力をさらにアップしてくれるはずです。
少なくとも板の上に直接眠るよりは効果はあると思いますよ。(笑)

 


ねむりの専門家からアドバイスをもらった安選手。少しは寝具の大切さについて意識してくれたようだ。そこで実際に、より質の高い睡眠が得られる高反発ウレタン敷布団を試していただく事にしました。

 質の高い“ねむり”を意識

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高橋ハイスタンダードのベーシックタイプはウレタンが3層構造になっています。3層構造の最も優れた点は中間層がクッションの役割を果たしてくれる事。 われわれはこの中間層を「寝返り層」と呼んでいますが体重による衝撃を分散し寝返りをよりスムーズにしてくれます。

なるほど。ノアフォームって、すごくしっとりしたさわり心地ですね。

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高橋ノアフォームの密度は一般的なウレタンの2倍あるにも関わらず、柔らかいという「高密度で低硬度」という今までにない特性があります。さらに反発弾性が高い高反発ウレタンです。 まさに最高のクッション素材。だから力を使わずに寝返りを打つことが出来るのです。

 

僕は寝相が悪いのでよく寝返りを打つんです。
(寝返りを打ちながら)うん、完全に身体にフィットして気持ち良いですね。 ノアフォームはしっとりしているのでもう少し柔らかいのかな、と思っていましたけど、柔らかいのに全身をしっかり支えてくれる印象です。

 

高橋しっかり支えるのは一番下の層。「支持層」というのですがこちらに高密度である程度の硬さがある高反発ウレタン素材を使用しているからです。ノアフォームだけですと沈み込みすぎてしまい寝姿勢を保ちにくい。でも一番下の層に適度な硬さのウレタン素材を使用する事で安定性を高めてくれます。

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あと一番上の層の凹凸も気持ち良いですね。凹凸がある事で余計に包み込まれている感じがします。

はい、一番上の層、表面層というのですが、高反発ウレタンに凸凹のプロファイル加工をすることによりフィット感と体圧分散性を高めています。反発性の高いウレタン素材のほうが寝返りは打ちやすい。低反発ウレタン素材はどちらかと言うと寝たきりの方など、寝返りをあまり打つことのできない方に向いています。

高橋特にスポーツ選手の場合は、身体は人一倍丈夫で元気なので寝返りを多く打つ場合が多い。でも寝返りを打つ事で骨格の調整をしたり筋肉をほぐしたりしている。なので健康な方には弾力性のある高反発ウレタン素材をオススメします。

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 僕はどこでも眠れますけど、ハイスタンダードならばよりクオリティの高い眠りを提供してくれる事が実感できましたし、睡眠の大切さを知る事が出来ました。
夜だけではなくて昼寝をしたりもするので、これから毎日使うようにします。
36歳になりましたけど「まだまだ成長できる」「上手くなれる」と信じています。そして2018年、39歳で迎えるロシアワールドカップに出場するという大きな目標を叶えるためにもこれからは質の高いねむりを意識してよりコンディションを充実させて、一生懸命全力で頑張ります。
ありがとうございました。

 

高橋こちらこそありがとうございました。
これからも応援しています。

 

インタビュー後記


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安英学選手は、有名選手でありながらも驕ったところがまったくなく、終始、紳士的でフレンドリーな方でした。 僕だけでなくスタッフをはじめとした周囲に対する気遣いもあり、これは育った環境から生まれたものなのだな、と感じました。プロサッカー選手として長年活躍されていますが、それはこうした何気ない生活態度の真面目さからも納得できました。運動面に関しては、プロスポーツ選手として真摯に取り組んでいるのはもちろん、あまり外に出ることもなく、食事・睡眠に気をつけた理想的な生活習慣が才能を下支えしていると感じました。当たり前のようですがこれはとても難しいことです。 また、いまも第一線で活躍出来ている理由のひとつは「これまでお世話になった人やこれからの子供達のため」という利他の心があるからではないでしょうか。
すべては持って生まれた人間性や幼少時の教育によるもの――。 とつくづく感心し尊敬できるアスリートでした。

ねむりくらし研究所 高橋幸司