記憶力と集中力の向上に効果大!
お昼寝は30分がすすめ


睡眠段階を知ろう

30分間のお昼寝についてお話する前に、まずは「睡眠段階」についておさらいしましょう。眠りの深さはいくつかのレベルに分かれていて、医学ではそれを「睡眠段階」と呼びます。睡眠段階は 眠りの浅い順に「覚醒」「レム睡眠」「ステージ1」「ステージ2」「ステージ3」「ステージ4」に分けられます。
誤差はありますが一般的には90分でひとつの睡眠周期になります。これを一晩で4回から5回繰り返すのです。そしてこの「1回90分間」という睡眠周期の特性を利用して頭を活性させるのが「30分間お昼寝」なのです。

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ステージ2以上になると熟睡モード(レム睡眠)に入ってしまうため目覚めが逆に悪くなるのでご注意

 

頭スッキリ! ステージ2で起きる30分間のお昼寝の効果

30分間の睡眠は、睡眠段階の「ステージ2」に値します。ステージ2で目覚めると、頭がすっきりした状態で活動出来るので集中力がアップ。結果、眠いのを我慢しているよりも仕事や勉強の効率も良くなります。逆にステージ3以降(ノンレム睡眠)は脳や身体が熟睡モードに突入してしまうため、起きた時は逆にダルさを感じやすくなります。
30分以上眠れる余裕がある場合でも切り上げて起きることをオススメします。
お昼寝タイムは午後1時~3時ごろまでに。この時間帯は本来の睡眠リズムでも眠くなる時間帯です。

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参考文献:「睡眠改善学」編/日本睡眠改善協議会