第13回
時差ボケの乗り切り方(その1)
〜体のリズムを味方につけて時差と上手に付き合おう~


さて、問題です。

時差が辛いのは、「西回り」?「東回り」?どちらかお分かりになりますか?

過去の体験から、想像してみてください。

ヨーロッパ旅行、アメリカ旅行、どちらが現地で「辛かった」でしょう。

場合は、「アメリカ東海岸」つまり東回り。 例えば、ニューヨークとかワシントンへ行ったときは 現地の夜時間に合わせて眠ろうとしても、なかなか眠れなかったことをとてもよく覚えています。

それに比べて、西回りのヨーロッパでは、それほど苦労した記憶がありません。 そう、時差は東回りの方が、体にとって負担がかかっているのです。

サイズ調整済み (2)

わたしたち人間は、脳や体のあちこちに「体内時計」を持っています。

そして、その時計は、さまざまなリズムを刻んでいます。

その中でもサーカディアンリズムといって、約25時間周期の時計が、 わたしたちの日頃何気ない活動に、大きな影響力をもっています。

睡眠もそのサーカディアンリズムに影響をうけるものの一つです。

この時計の特徴は、24時間の社会生活に合わせて、毎日朝の光でリセットされ24時間周期を刻んでいること。 もともと24時間より長いので、「時間を後ろへずらす」ことは、あまり大変ではないのですが、「時間を前へずらす」ことは、とても苦手なのだそうです。

体内時計イラスト2

東回りは、「時間を前にずらす」ことになりますから、辛いのです。  

また、このような時差の影響は、年齢とともに大きくなりますが、 比較的「時間を後ろへずらす」のは、あまり年齢の影響を受けないそうです。

快適に旅行をするなら、若いうちにアメリカ方面、歳をとったらヨーロッパ方面がいいかもしれませんね。