第9回
睡眠不足はお酒に酔った状態と同じ?


ここのところ仕事が忙しく、バタンキューで眠ってしまう状態が続いています。

そう。いつもより2時間くらい短い、といった感じです。

むかしだったら、「あたり前」だった5時間睡眠も、今では7時間以上眠れないと満足できないわたしには、ちょっと辛い日々。

 実は、いつもより2時間睡眠が少ない状態を1週間続けていると

なんと! 日中、ビールを飲んでほろ酔い状態と同じ覚醒度になってしまうとか。

もちろん、徹夜は論外です。

翌日だけでなく、しばらく徹夜の影響が残ってしまうのです。

わたしは、少なくとも1週間は、ふだんの状態に戻れません。

アメリカで行われた実験で6時間くらいまでは、睡眠を削っても、大きく日中の脳機能や身体機能に影響を受けることはない、という結果報告をみたことがあります。

なのでどんなに忙しくても、なるべく6時間を切らないようにとは努力しています。

が、ここのところ、あと1時間が確保できず、悩ましい状態。

睡眠不足は、脳の機能回復を妨げてしまいます。

つまり、眠る時間が短いとストレスを蓄積しやすくなるということです。

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そうそう、最近、愚痴をいうことが増えたような気もします。

いけませんね(泣)

また、ノンレム睡眠には不必要な記憶を消去する働きがあります。

気になることがあって、ぐっすり眠れていないと、嫌なことを忘れることができず、ボジティブな発想がされにくくなりますし、前頭葉も、自律神経も休めていないため、イライラしたり、自信をなくしたり、ほんとうにいいことがありません。

 

そんなときは気分転換をおすすめします!

といって、簡単に気分転換をできるような方は

こういった状況に陥ることも少ないとは思いますが……。

そこで

「簡単に気分転換ができない」という方におすすめの快眠法

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その1 とにかく体を疲れさせること

その2 寝室に入る前に、気持ちがすっかり晴れるようなことをすること

その3 自分が心地よいと思える状態をみつけること

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1-リラックス

眠りは、頭と体を休める役割があります。

頭が冴えて眠れないときには、体を疲れさせて眠りに誘う方が効果的です。

また、リラックスしようリラックスしようと考えると、かえってプレッシャーになる場合もあります。

好きな音楽を大きな音で聴いたり、すっきりとする香りの入浴剤で入浴したり、リラックスの前に、もやもやしている気持ちを吹き飛ばすことがポイントです。

そして、最後に、「心身ともに心地よい状態」は、脳と体と心を眠りに近づけてくれます。

自分が、心地よい状態をつくれるように、

日頃から自分がどういう時に、落ち着けるのか?

どんな時に安心することができるのか?

どんなときに嫌なことを忘れられるのか?

と考えるようにしてみてください。

外と、簡単に見つかるものです。